2016年1月5日火曜日

第一回日本画画材研究会

1月5日、日本画々材研究会・第1回会合を開催しました。 日本画に関わる画材を研究し、皆さんに還元あるいは問題提起できればと考えています。 今回は、メンバーの初顔合わせを彩色設計で行いました。 珍しい膠や戦前とルーベンス時代の吉祥の岩絵具さらにタンカについてがテーマでした。 またガンボーシの産地に関する資料を彩色設計の北村氏より提供いただき大変勉強になりました。

2 件のコメント:

  1. 資料
    吉祥の沿革
    日本画の世界普及をめざして

    チューブ絵具、顔彩ほか日本画用絵具を全国展開する(株)吉祥の沿革は明治43年にまでさかのぼります。
    初代松吉弥三郎氏(現社長松吉隆夫氏の曾祖父)が和紙・美術書籍・染色材料の小売店として「松吉商店」を創業。昭和38年に三代松吉恒雄氏がポスターカラー絵具・図案用染料カラーインクの製造を開始、昭和45年には「松吉商店」の製造部門を独立させ、「ルーベンス株式会社」を設立いたしました。この頃から「松洛」「吉祥」などのブランドで日本画のチューブ絵具・水干絵具の製造販売を始め、昭和50年にそのブランド名を社名とし、「ルーベンス株式会社」を「株式会社吉祥」に改名。日本画絵具(岩絵具、水干絵具、チューブ絵具、顔彩、鉄鉢)のほか、和紙、絵絹、日本画関連の諸材料を扱う総合メーカーとして現在に至る。 ちなみに画材小売業は昭和54年に「松吉画材」として改組し、現在、和洋紙、額縁、染色材料など画材全般と文具を扱っております。
    「株式会社吉祥」の経営方針は「日本画材の世界普及」と「お客様の要望第一」。現在、アメリカ、韓国、シンガポール、香港など世界20ヶ国に商品を納めています。いち早くチューブ絵具を実現し、色彩も日本画特有の渋い色だけでなく、明るく軽快な感じの色を独自に開発いたしました。 また、お客様の要望を具体的に把握し、反映させるため、昭和63年に技術部を創設し、品質改良や研究開発に取り組む。

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  2. 今回の古い吉祥の岩絵の具は絵具瓶のラベルにはルーベンス工房の松洛の商標がありました。

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